さる3月6日午後5時5分ごろ、島根県松江市の道路を走行していた乗用車が、前から走行してきた女子児童の自転車と正面衝突する事故がありました。
事故の現場は、時速30キロ制限でセンターラインのない見通しの悪い左カーブとなっており、乗用車の運転者は前からくる自転車の発見が遅れたのではないかと思います。
日本の道路は左側通行になっていますので、見通しの悪い左カーブになって箇所では、先の状況がよく見えなくなります。
したがって、左カーブの先から自転車が右側部分を走行してくると、突然目の前に自転車が現れるような感じになりますので、漫然と走行していると衝突するリスクが高くなります。
それでも、道路の幅員が広くて路側帯などがあれば、お互いに避ける余地がありますので、衝突を避けることができると思いますが、この事例のようにセンターラインもないような道路では、避ける余地もありませんから非常に危険です。
見通しの悪い左カーブを走行するときの基本は、カーブの先が見通せる範囲内で止まれるスピードで走行することです。
とくに、狭い道路では、絶対にスピードを出さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.3.22更新)
近年、道路を横断している歩行者や自転車との接触したり衝突する事故が多発しています。事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて、前方をよく見ていなかったなど、発見が遅れるケースがほとんどです。
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