皆さんは、同僚などがバックで車を動かしている時、誘導のため車の後方を見てあげることがあると思います。この場合、自分の立ち位置を車の進路に入れないように気をつけていますか?
構内で同僚が車を前後に動かして作業しているときも同様です。車の進路には絶対に自分の身体を入れないようにしましょう。
いくら信頼している相手でも、操作ミスや確認ミスをすることがあるからです。
さる3月21日午前8時45分ごろ、埼玉県さいたま市のアパート駐車場で、61歳の男性が息子の運転するトラックとアパートの外壁に挟まれ、頭を強く打つなどして死亡しました。
男性は息子らと引っ越し作業をしていて、息子の運転するトラックが後退したとき後ろで作業していたということです。トラックの車両操作を誤ったか、後方の確認ミスの可能性があります。
もちろんこうした作業中は、運転者が後方の安全確認やギアの確認を念入りにすることが必要条件ですが、ミスをする恐れは常にあります。
そこで、周りにいる人は、自分の命を守るために車から目を離さずに、タイヤの向きなどにも注意し、車の後方・前方の進路上に立たないよう注意しましょう。
(シンク出版株式会社 2022.3.23更新)
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