路上からバック駐車するときは安全確認を省略しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

路上からバック駐車するときは安全確認を省略しない

写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません。
写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません。

 

 さる3月25日午前11時20分ごろ、長崎市内の住宅街の路上で乗用車を運転していた女性が、自宅の駐車場にバックで入れようとしたところ、後方にいた高齢者と衝突して死亡させる事故がありました。

 

 詳しい事故原因はわからないのですが、毎日同じ行動をしているために、運転者の行動がパターンしてしまい、安全確認を省略してしまったのではないかと思います。

 

 たとえば、自宅などの駐車場にバックで入れる場合、ほとんど毎日のように行っていますので、路上のこの位置にきたら、ハンドルをこれくらい切って止まって、そこからハンドルを切り返してバックすれば、一発で駐車場に入ることがわかります。

 

 そういう行動がパターン化すると、その次に起こるのが安全確認の省略です。

 最初は後ろを見て慎重にバックしていても、歩行者などがいないとなると後方の安全確認をしなくなり、ほとんどサイドミラーやルームミラーだけを見て、車の位置や傾きだけを見てバックするようになったりします。

 

 駐車場などにバックで入れるときには、駐車スペースの前で一旦停止して、これからバックする方向に障害物がないかなどを確認することが大前提です。絶対に安全確認を省略しないようにしてください。

(シンク出版株式会社 2022.3.31更新)

■横断歩行者・自転車に対する事故防止小冊子

 近年、交通事故が減少するなかで道路を横断している歩行者や自転車との衝突事故が多発しています。事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて、前方をよく見ていなかったなど、発見が遅れるケースがほとんどです。

 

 本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説しておりますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。

 

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示