最近では、多くの車にドライブレコーダーが装備されていますので、事故が起きたときの状況を見ることができます。
先日見た動画は、高速道路の流入路の手前を走行していたワンボックス車が、流入路から大型車が本線に入ろうとしてきたため、大型車を避けようと右車線に入ろうとしたところ、そこにちょうどバイクが走行していて接触したという映像でした。
ワンボックス車は、かなりのスピードで走行しており、流入してくる大型車の前に入りたいようでしたが、入ることができず、やむえず右車線に移動したように見えました。
高速道路の流入路付近を走行中に、流入してくる車が見えたら、先に行こうとする人が多いと思います。それは、流入車はスピードがあまり出ていないので、先に行けるのではないかという判断によるものだと思います。
しかし、流入車の位置などによっては、前に行くことができず流入車と接触しそうになることがあります。
高速道路の流入路では道路交通法上は流入してくる車側が譲るべきとなっていますが、状況によっては本線を走行している車が減速して進路を譲るようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2022.4.1更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。
高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。