さる4月1日から、社有車を使う皆さんは運転の前後に安全運転管理者の酒気帯びチェックを受けていると思います。
飲酒運転事故は十数年前から比べると減少しているものの、ここ数年は減少数が少なく横ばいです。また、白ナンバーの運転者が登校中の小学生の列に突っ込んで子供を死傷させるなど悲惨な飲酒事故も多発しています。
そこで政府は緊急対策を立て、トラックやバス・タクシーだけでなく、一般の運転者に対しても厳しい飲酒チェックをすることとなったのです。飲酒運転根絶に向けた取組みとして協力をお願いします。
アルコール検知器でチェックを受けている職場もあるでしょうが、検知器を使用する場合は飲酒に関係のない反応の可能性があるので、以下の点を注意してください。
こうしたものを使用したり飲食した後は流水で口をうがいし、15分ほど経過してから検査してもらいましょう。
また、アルコール検知器の利用で新型コロナウイルス感染クラスターが発生した例があります。検知器を消毒しないで次々と使用したか、吹きかけた息による空気感染などが推測されます。
検知器の使用は換気の行き届いた広い場所で、他の人とは2m以上の距離を開けて息の吹きかけなどを行い、次に検査する人は機器を消毒した後で使用することを徹底しましょう。
(シンク出版株式会社 2022.4.4更新)
いわゆる二日酔いや、飲酒後少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しています。
「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができる教育資材です。