運転中の突発的な症状に注意しよう

 

 さる4月11日、午前9時半ごろ栃木県真岡市の路上で、幼稚園の送迎バスが園児を乗せるため停車していた際に運転者の男性(59歳)の体調が急変し、バスがフェンスに突っ込んで運転者が死亡するという事故が発生しました。バスに乗っていた園児と保育士に怪我はありませんでした。

 

 事故が起こったとき運転者はすでに意識不明で、病院に行って死亡が確認されました。急性心不全や心筋梗塞・脳内出血などが考えられます。

 

 突然死は高齢の循環器疾患をもつ人だけでなく働きざかりの人にも起こることがあり、ストレスの多い仕事をしている場合は40代でも心不全発作などで亡くなる方がいます。

 職場や家庭で倒れたときには、周囲に人がいたりAED(自動体外式除細動器)による応急措置で一命をとりとめることが多いのです。しかし、車の運転中などで突然に症状が現れると、人身事故に結びつくおそれもあって非常に危険です。

 

 一見健康に見える人の心不全発作などを予測するのは難しいと言われますが、健康診断で不整脈を指摘されていたり、メタボリック症候群や高血圧など生活習慣病があるとして保健指導を受けている人は、たとえ「自分は元気だ。少々の無理は効く」と思っていても、運転をする前には慎重に体調を観察しましょう。

 

 今日はいつになく息切れがするとか、頭が痛い、胸が痛いといった症状を感じたら、無理をせずに運転を控えるようにしてください。

(シンク出版株式会社 2022.4.18更新)

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 各事例の右ページでは、長らく滋賀医科大学で労働医学や職場の安全衛生・健康管理を研究された垰田和史准教授(医学博士※)の監修のもと、日々ドライバーが気をつけなければならない健康管理のポイントをわかりやすく解説しています。

 

 ドライバーが、自分自身の健康管理に対する重要性を自覚することのできる小冊子です。

 

 (※現/びわこリハビリテーション専門職大学教授) 

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