山形県教育庁は、飲酒運転をしたとして村山市の中学校に勤務する46歳の男性教諭を、4月21日付けで懲戒免職処分としたと発表しました。
男性教諭は、3月23日の午前0時すぎ、天童市内で開かれた職場の送別会で出席して飲酒をして、代行運転でJR山形駅前まで行った後、そこから自宅に帰ろうとして車を運転したものです。
飲酒運転の落とし穴に陥る事例としては、いくつかあるのですが、その一つが自宅から駅までマイカーで通勤している人が、宴会に参加して駅まで帰ってきて、車に乗ってしまうケースです。
駅まで帰る間に少し時間がありますので、「酔いが覚めた」と感じることや、駅に車を置いて帰ると、次の日に車がなくて生活に支障が生じるなど、さまざまな理由からつい飲酒運転をしてしまうようです。
しかし、この事例を見てもわかるように、誘惑に負けて飲酒運転をしたことが、長年勤めてきた教職を失うという重大な結果を招くことを忘れてはなりません。
飲み会がある日は、駅まで車で行かないようにしてください。行けばつい車に乗ってしまうこともありますから。
(シンク出版株式会社 2022.4.27更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘学長補佐の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。