さる5月28日午後3時15分頃、神奈川県相模原市の信号機のないT字路交差点で、送迎用大型バスが右折しようとしたところ右側からやってきた自動二輪車と衝突し、二輪車に乗っていた19歳の男性が死亡する事故が発生しました。
直進していた二輪車の方が優先ですので、バス運転者の交差点における確認が十分ではなかったと推察されます。
T字路で右折するときは、右側をちらっと見て車が来ていなかったら、自分が入る車線に左側から車が来ないかが気になります。
左側を確認して車が来ないので行けるとハンドルを切っていき、右側の再確認がおそろかになった可能性があります。
また、事故を起こしたバスは会社と駅を往復する送迎用の車で、普段からよく通る交差点だったため、車が少ないことを知っていたなど油断してしまう原因があったのかも知れません。
私達も、よく通る交差点で、左から来る車を気にしながら右側にハンドルを切って右折していくようなことがないか、反省してみましょう。意外に最も危険なすぐ右脇の安全確認がスッポ抜けて、右折動作を始めながら右側を見るというようなことがあります。
慣れた場所ではとくに確認が抜けて動作優先になりがちですので、気をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2022.5.31更新)
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