大雨や低気圧の予報では突風にも注意を

集中豪雨時に突風の危険
気象庁提供/「雨と風イラスト」より

 近年は豪雨による大きな被害を伝えるニュースをしばしば目にするようになりました。

 

 気象庁気象研究所の研究によると、1976年(昭和51年)からおととし2020年までの雨の降り方の変化を分析したところ、集中豪雨の頻度が2020年は67.7回あり、45年前である1976年の31.5回と比べて2.2倍に増えていたことがわかりました。

 

 また、豪雨が災害にならなくても、集中豪雨が降るときは気圧の谷の通過などで大気の状態が不安定になって、突風が吹いたり竜巻が発生することが多くなるため、車の走行には十分な注意が必要となります。

 

 さる5月25日、低気圧の影響から福島県二本松市で突風が発生し、車や屋根の瓦が吹き飛ばされるなどの被害が相次ぎました。駐車場に止めてあった乗用車が浮き上がり横倒しになりましたが、幸い無人でけが人はいませんでした。

 

 また、5月26日夜から27日朝にかけて静岡県内では大雨となり、富士市で突風が発生して工場の屋根が飛ばされ、車に衝突する事故が発生しています。

 

 これから梅雨前線の影響により全国で大雨が降る日が増えると予想されますが、雨が降っていないときも突風災害などが発生する危険を意識して走行しましょう。

 

(シンク出版株式会社 2022.6.2更新)

■運転中に自然災害が発生したときの備えは万全ですか?

 近年は地球温暖化等を原因とした異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪等の自然災害が多発しています。

 

 また我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかわかりません。しかし、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。

 

 本冊子は、運転中に自然災害に見舞われた以下の6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただくのに最適の教材です。

 

 

 

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12月10日(火)

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