先日から、福岡県内で酒気帯び運転による逮捕のニュースが相次いでいます。6月22日時点ですでに44人と、昨年6月1か月間の逮捕者の2倍以上に上っているということです。
感染防止のために制限があった飲食店の営業時間が正常化し、飲酒する機会が増えたことが一因かも知れません。しかし、コンビニエンスストアで缶酎ハイなどを買って車の中で飲んだという運転者もいて、飲み会の帰りだけではなさそうです。
コロナ禍で孤独感から、家飲み習慣がついた人が増えたことも原因の一つと考えられます。
福岡県の報道が目立つのは、県警が強力な飲酒運転撲滅キャンペーンをして取締りに力を入れていることと、事故と関係しない検挙例であっても積極的に公表しているからでしょう。
同県以外にも、19日未明に静岡県浜松市で追突事故を起こした運転者が酒気帯び運転で検挙されたり、岐阜県関市では19日午前6時前に信号交差点で酒気帯び運転の車が出会い頭事故を起こしています。各地で飲酒運転が増えている印象があり、報道は氷山の一角と思われます。
コロナ感染が収まって開放的な気分になりがちですが、皆さんも飲酒運転だけは絶対にしないことを再度心に誓ってください。
(シンク出版株式会社 2022.6.22更新)
いわゆる二日酔いや、飲酒後少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しています。
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