さる2021年6月28日に千葉県八街市で、下校中の小学校児童に飲酒運転の大型トラックが突っ込み5人が死傷した悲惨な事故から、ちょうど1年となります。
飲酒運転への取締りが一層厳しくなるきっかけとなりましたが、この間も飲酒運転をする車が跡を絶たず、悪質なひき逃げにつながるケースが見られます。
また、登下校中の子どもが路側帯や歩道、横断歩道などで轢かれる事故が依然として発生しています。
皆さんは、飲酒運転など以ての外と考えているでしょうが、登下校時の子どもが交通事故にあうのは、必ずしも飲酒運転や暴走運転などの悪質な違反とは限りません。
むしろ、運転者のちょっとしたうっかりからくる見落とし事故などによるものが多いのです。
ベテランの無事故ドライバーの中には、「そもそも登下校道路は走行しない」と決めて、子どもとの遭遇を極力避ける経路を選択するよう心がけている人がいます。
また、狭い道路で子どもや高齢者の姿を見かけたら、必ず速度を一段落として、慎重に距離をとって走行するということをモットーにしているドライバーもいます。
車の運転は危険な行為であり、弱い立場の歩行者から見て怖い存在であることを肝に銘じて、ハンドルを握るようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2022.6.28更新)
近年、道路を横断している歩行者や自転車との衝突事故が多発しています。事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて、前方をよく見ていなかったなど、発見が遅れるケースがほとんどです。
本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説しておりますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。