さる6月25日午後1時15分ごろ、神奈川県小田原市でトラックが小学1年生の女児が乗った自転車をはね、死亡させる事故がありました。
事故の現場は、センターラインのない直線道路で、女児らは数人で友人宅に向かっていて、トラックは女児たちを追い抜こうとした際に、最後尾を走っていた自転車に衝突したとみられています。
センターラインのないような狭い道路で、前に子どもの自転車が集団で走行しているようなケースで追い抜きをするには、本当に慎重でなければなりません。
まず、自転車との側方間隔が十分に取れませんし、集団の自転車が道路左端を1列に並んで走行していくとは限らないからです。
1列に並んでいた自転車が、友達と話をするために急に道路右側に出て並進しようとすることがありますし、友達を気にして後ろを振り返ったりすることもあります。その際、子どもの自転車はバランスを崩してふらついたりする可能性も考えられます。
こうしたことを考えると、このような場面で子どもの自転車を追い抜こうとするのは、かなりのリスクがあります。安全が確保できる所まで追従するほうが無難ではないかと思います。
(シンク出版 2022.7.1更新)
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