さる6月25日、福岡県北九州市の交差点で中学教諭が運転する乗用車が飲酒運転で軽乗用車と衝突し、乗っていた女性にケガを負わせて逃げたとして、道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)などの容疑で逮捕される事件がありました。
事故の通報を受けた警察官が、現場近くの駐車場にいた教諭を発見し、呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出され逮捕されたものです。
教諭は当初、「別の男が運転していた」「自分は助手席に乗っていただけ」などと、供述していましたが、女性の軽乗用車のドライブレコーダーに教諭が運転する姿が映っていたため、事故を起こしたことを認めました。
飲酒運転に限りませんが、事故を起こした車の運転者が「自分は運転していない」と主張することがありますが、そんなウソがいつまでも通用するわけがありません。
今の時代は、ドライブレコーダーを装着している車はたくさんありますし、防犯カメラもありますので、誰が運転していたかはすぐに分かってしまいます。
飲酒運転で事故を起こしてから、「運転していたのは自分ではない」とつまらない言い訳をする前に、絶対に飲酒運転をしないという決意を持ってください。
(シンク出版株式会社 2022.7.5更新)
近年、飲酒による交通事故は減少傾向にはあるものの、いまだ根絶に至ってはいません。
飲酒運転を防止するためには、まずアルコールについての正しい知識を身につけることが大切です。
本作品では、「自分は大丈夫」と思い込んで飲酒運転をしてしまいがちなケースを2例取り上げ、専門家の解説を交えながら、アルコールが運転に及ぼす影響について説明します。
〈制作協力:国立病院機構久里浜医療センター、特定非営利活動法人ASK〉