さる7月9日午前6時前、東京都江東区の国道で、トレーラーを追い越そうとしたバイクが転倒し、トレーラーの後輪に巻き込まれて死亡する事故がありました。
事故の現場は、車線が減少する道路で、警察では車線が減少するのをバイクが気づかずに追い抜こうとしたとみて調べています。
高速道路などでは、工事規制などで2車線が1車線に減少していることがあり、前にスピードの遅い車がいると、車線が減少する前に追い越そうとすることがあります。
追い越そうとする車が乗用車のような短い車であったりすると、リスクが少ないと思いますが、トレーラーのような車長が長い車の場合には、追い越そうとしても時間がかかってなかなか抜けないことがあります。そのうち、どんどん車線が狭くなってヒヤッとすることが少なくありません。
そのため、セミトレーラや大型トラックなど車長の長い車の後部に長さを記載して、追越しをする後続車に注意を促しているものもあります。
車長の長い車を追い越したり追い抜く場合には、かなりの距離が必要になりますので、無理な追越しをしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.7.14更新)
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