さる7月11日午前7時20分頃、横浜市の保土ケ谷バイパスを走行していたワゴン車が、減速しながら走行していたトラックに追突し、前方で止まっていた3台の乗用車に玉突き衝突する事故がありました。
高速道路を走行中に前方が渋滞している場合に、スピードを落として近づくのですが、その落とし方は人様々です。
渋滞の最後尾の近くまで近づいてからスピードを落とす人や、かなり手前からスピードを落とす人などいろいろですが、そのスピードを落とす時、急に落とす人もいれば、徐々に落とす人もいます。
このなかでいちばん危険だと思うのは、急にスピードを落とす車です。急にスピードを落とせば落とすほど、後ろから走行してくる後続車とのスピード差が顕著になりますから、アッという間に車間距離が詰まってきます。
このとき、後続車の運転者が前車の急減速に気づくのが遅れたり、ブレーキを踏むのが遅れたりすると追突するリスクが高まります。
高速道路では、渋滞の最後尾に追突する事故が多く注意が必要なのですが、渋滞のために減速する車に追突する事故もありますので、十分に注意してください。
(シンク出版 2022.7.15更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。
高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。