さる7月18日正午ごろ、三重県四日市市の国道を走行していた大型トラックが前を走っていたバイクに追突し、運転していた男性が死亡する事故がありました。
トラックの運転者は、「バイクがいるという認識がなかった。死角に入ったのではないか」などと供述しているということですが、自車の周辺にいたバイクの存在に注意しておらず、いつの間にかトラックの前方の死角に入っていたバイクに気づかなかったのではないかと思います。
日頃、乗用車を運転していて、よくルームミラーで後方から近づいてくるバイクを確認することがあるのですが、いつの間にかルームミラーで確認できなくなったりします。
どこかに行ったのだろうと安心していると、急に左サイドを通り抜けて行ったりしてビックリすることがあります。
バイクの姿が見えないということは、バイクがいなくなったということではありません。運転席から見えない死角に隠れていることもあります。
車体の小さいバイクは、死角に入りやすく見えないことがありますので、常にバイクの動向に注意を払い、ミラーや目視などで死角にいるバイクの確認を怠らないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.7.22更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。
高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。