さる7月25日午前7時半ごろ、東京都杉並区の環状7号線を走行していた乗用車が、道路の中央分離帯に衝突して横転する事故がありました。
車を運転していた20代の男性は、「寝不足で疲れていた」という趣旨の話をしているということです。
どの程度の寝不足であったのかわかりませんが、運転中に眠気に襲われ意識がなくなって中央分離帯に衝突し、気がついたら車が横転していたというところではないかと思います。
以前、夜間に長距離を走行するトラックドライバーに話を聞く機会があったのですが、睡魔に襲われたときの経験は私たちの想像を絶するものがありました。
たとえば、高速道路を走行しているときに、眠気のために一瞬気を失いガードレールに車体を擦って、そのガリガリという音で目が覚めたという人がいました。また、運転中にフッと気を失うことがあるが、それが2回続いたら次は絶対に危ないので絶対に寝るというドライバーもいました。
いずれにしても、運転中に睡魔に襲われたら、それに逆らうことはできません。速やかに、寝るようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.7.29更新)
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