長い下り坂ではフットブレーキを使い過ぎない

 さる7月27日午後4時40分ごろ、神戸市灘区交差点で、引っ越し業者のトラックが信号待ちをしていた前の車を避けて交差点に進入し、対向車線の車列に突っ込み、乗用車など計7台が絡む多重事故がありました。

 

 トラックを運転していた30代の男性は、「ブレーキが効かなくなった」と話しているということです。

 

 事故の現場は六甲山からの長い下り坂が続いている道路で、近くでは以前も同じような事故が起きていました。

 

 事故の状況や証言などから考えると、「フェード現象」が起きて、徐々にブレーキが効かなくなったのではないかと思います。

 

 最近の運転者は、車のメカニカルな部分に関心が薄いために、下り坂でフットブレーキを使い過ぎるとブレーキパッドが高熱になり、ブレーキが効きにくくなる「フェード現象」が起こるということをあまり知らないような気がします。

 

 そのため、長い下り坂を走行中にスピードが出過ぎると、必要以上にフットブレーキを使ってスピードを落とそうとして、ブレーキトラブルを招いています。

 

 長い下り坂を走行するときには、フットブレーキだけを使うのではなく、エンジンブレーキを多用するようにしましょう。 

(シンク出版 2022.8.9更新)

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