カーブミラーの死角に注意

写真はイメージです。本文事故とは関係がありません
写真はイメージです。本文事故とは関係がありません

 さる8月8日午後3時半ごろ、奈良県広陵町の信号のない交差点を進行していたバイクと、右側から走ってきた2トントラックと出会い頭に衝突し、バイクの男性が死亡する事故ありました。

 

 トラック側に一時停止標識があり、運転者は「交差点に入る手前でカーブミラーを確認してスピードを落としたが、完全には止まっていなかった。バイクに気がつかなかった」などと話しています。

 

 見通しの悪い交差点に進入するとき、カーブミラーを見て交差道路から車が来ていないかを確認していると思いますが、カーブミラーには死角があるということを頭に入れておかなければなりません。

 

 カーブミラーは交差道路のすべてを映しているわけではなく、映っていなくても車が来ていることがあります。とくに、バイクのような小さな車は死角に入りやすく、発見しにくいことがあります。

 

 また、カーブミラーの角度が、いつの間にか変わっていたり、乗っている車種によって車高が違いますので、交差道路の一部しか見えないこともよくあります。

 

 そうしたことを考えると、カーブミラーに映っていないから、交差道路から車が来ていないと安易に考えるのは、危険すぎると思います。

 カーブミラーで安全確認をすることは悪いことではありませんが、全面的に信用しないで、目視による安全確認も併せてするようにしてください。

(シンク出版 2022.8.15更新)

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