路肩停止したときは車より後方に避難する

 

 さる8月24日午前2時ごろ、長野県阿智村の中央自動車道で大型トラックが路肩に停車中のトラックに追突し、道路脇に避難中の男性が死亡する事故が発生しました。

 

 避難していた中型トラックの運転者の男性は、事故の10分ほど前に「エンジントラブルでトラックが動かない」と警察に通報し、「車外の安全な場所に避難している」と伝えていたということです。

 

 しかし、実際には追突時に押し出された自分の故障車両に巻き込まれ、全身を強く打つなどして死亡しました。

 

 路肩にガードレールがなく、亡くなった運転者は、停止していたトラックの前方の路肩にいたものと思われます。

 

 この事故でもわかるように、停止車両への衝突に巻き込まれるのを防ぐためには、車の後方に避難することが大切です。かなり離れていると感じても前方にいるのは安全ではなく、追突事故で車両が数十メートル前進する危険もあるからです。

 

 別の事故事例で、乗員が停止車両横のガードレール外側に避難していたところ、停止車両に衝突したトレーラが道路外に横転してきて巻き込まれ死亡したケースがあり、高速道路では現場から後方に離れないと危険だということを意識する必要があります。

 

 皆さんも「故障停止時は、後方に避難」というキーワードを覚えていてください。

 

(シンク出版株式会社 2022.8.26更新)

■重大事故の裁判例からみるドライバーの教訓

 ドライバーの中には、交通事故を起こしても保険があるから大丈夫だろうと安易に考えるなど、事故後の悲惨な結末をイメージできない人がいます。

 

 本冊子では、交通事故を起こし重大な結果を招いた裁判例を取り上げ、人生を狂わすような実刑判決を受けたり莫大な損害賠償義務を負った事例を紹介し、そこから事故の教訓として何を学ぶかを解説しています。

 

 6つの裁判事例から、事故を起こした際の刑罰や賠償額の大きさを知ることで、運転行為の責任の大きさを自覚することができます。 

【詳しくはこちら】

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月1日(月)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。