車が横転すると乗員被害が拡大しやすい

 

 さる8月24日午後11時すぎ、愛知県新城市の国道で乗用車が横転し、助手席に乗っていた18歳の男子大学生が死亡する事故が発生しました。

 

 現場はカーブが続く場所で、乗用車はカーブを曲がり切れずに道路脇の斜面に衝突し、横転したとみられています。大学生は頭を強く打ち病院に搬送されましたが、その後死亡しました。

 

 車両が横転した場合、乗員の被害が大きくなることは経験的に知られていますが、最近の交通事故総合分析センターの事故調査では(*)、

・乗員の身体が左右に振られ、コンソ

 ールボックス等の内装品に衝突して

 傷害を負う

・道路上の工作物とルーフやピラーが衝突して車室内に変形し、乗員の頭部・胸部と衝突する

・横転時に前方ピラーが車室内側に変形すると乗員の頭部が車外に出てしまう

──といった具体的な危険が指摘されています。

 

 軽ワゴン車やミニバンなど重心が高く横転しやすい車に乗る人は、前方を注視して、速度の出しすぎを控え、急ハンドルなど車両を不安定にする操作を避けるように気をつけましょう。

 

(シンク出版株式会社 2022.8.29更新)

イタルダ・インフォメーション №143「横転事故事例からみる重傷化事故の特徴」

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