さる9月3日午前7時25分頃、滋賀県東近江市の愛知川で車が横転しているのが発見され、警察では約1.8キロ上流のキャンプ場に来ていた男女2人と連絡が取れないことから、横転した車はこの男女2人が乗っていたものとみられています。
東近江市には、2日午後8時時9分には記録的短時間大雨情報が出されており、キャンプ場付近の水位は午後7時には80cm程度でしたが、午後9時には3.8mまで急上昇しており、キャンプ場の管理者によりますと、2人がテントを張っていた場所には増水のため近づけなかったということです。
最近では、コロナ禍で密集を避ける目的もあってレジャーとしてキャンプを楽しむ人が増えています。そのなかで、河川敷にキャンプ場が設営されているところもあり、そこに車を乗り入れてテントを張って一夜を過ごす人もいます。
しかし、近年のゲリラ豪雨の発生状況をみていると、河川敷でキャンプをするときには、気象情報は念入りにチェックしておく必要があると思います。
キャンプ途中でも、大雨警報や記録的短時間大雨情報などが出されたときには、直ちにテントを撤収して河川敷から高台に避難するようにしてください。
(シンク出版 2022.9.9更新)
近年は地球温暖化等を原因とした異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪等の自然災害が多発しています。
また我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかわかりません。しかし、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本冊子は、運転中に自然災害に見舞われた以下の6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただくのに最適の教材です。