交差点右折時に、直進バイクと衝突する「右直事故」が相変わらず多発しています。
右直事故の要因としては、右折するドライバーの判断ミスによるものが大半ですが、判断ミスをする背景として対向車線の地形も関係しますので、今日は地形の危険を取り上げます。
さる9月4日午後4時50分頃、静岡県三島市の国道で、交差点を右折していたワンボックスカーが直進してきた大型バイクと衝突する事故がありました。
この交差点は、大型バイク側からみると上り坂の先に交差点があるような道路構造になっており、右折するワンボックスカーのドライバーから見ると、坂を上って来るバイクが見えにくい構造になっていました。
事故の詳しい状況は分かりませんが、右折車のドライバーはバイクが見えていなかったかもしれませんし、見えていてもバイクの上半身しか見えていなかった可能性もあり、バイクの走行位置を誤ったのかも知れません
交差点を右折する際、対向車線が上り坂になっている場合には、バイクを見落としたり、走行位置を見誤るリスクが高くなりますので、早急な右折をしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.9.13更新)
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