さる9月21日午後1時15分ごろ、広島県福山市の市道で、荷台を上げたまま走っていたダンプカーが山陽自動車道の高架部分に衝突して、横転する事故がありました。
荷台を上げたダンプカーが、道路の上の橋桁などに衝突する事故が少なからず発生していますが、なぜ運転している人が気づかないのか不思議な感じがします。
荷台を上げたまま走行していると、明らかに車体のバランスが悪くなりますので、ハンドルがふらつくなど動きが不安定になると思いますし、サイドミラーやバックミラーを見ると、荷台が上っていることはすぐにわかると思います。
しかし、荷台を上げたまま走行して事故を起こしているということは、ドライバーがこうした微妙な変化に気づかずに運転しているということだと思います。
ですから、こうした事故を防ぐには、建設現場などを出る前に荷台が上がっていないかをチェックする習慣をつけるしかありません。
工事現場などで荷台を上げて荷降しした後に、荷台を戻し忘れてそのまま一般道路に出てしまうことがないように、一般道路に出る前に必ず一時停止して荷台を確認するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.9.30更新)
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