さる10月4日午後5時40分ごろ、群馬県前橋市の片側1車線の丁字路を走行していた乗用車が、左折していた乗用車を避けようとして対向車線にはみ出し、対向してきた乗用車と正面衝突する事故がありました。
前を走っている車が左折のウインカーを出すと、後続車のドライバーは自分がそこに行くまでに、左折車は左折し終わっているだろうと考えがちになり、漫然と走行してしまうことがあります。
当然のことですが、いつも左折車がそのまま左折していくとは限りません。
左折先に横断歩行者などがいる場合、左折車は急に停止することもあります。とくに、狭い交差点だと左折車の車体後部が後続車の進路を妨害するような形で道路上に残ってしまうことがあります。
そうなると、後続車のドライバーは、その左折車を避けようと右に出ていくことがあり、道路幅員が狭いときは、大きく対向車線にはみ出すことになります。
そうしたときに、対向車が来ていたりすると、衝突するリスクが高くなりますので、左折車がいるときには、左折車が自分の進路上からいなくなるまで待つことが基本です。
左折車が進路上にいるときには、絶対に追い越そうとしないでください。
(シンク出版株式会社 2022.10.12更新)
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