警報が鳴ったら踏切に入らない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

警報が鳴ったら踏切に入らない

 

 さる10月9日午後7時すぎ、栃木市都賀町の東武日光線の踏切で、線路上で立ち往生していた軽乗用車に特急列車が衝突する事故がありました。

 

 軽乗用車を運転していた女性は、衝突前に脱出してケガはありませんでしたが、「警報機が降りてきたので慌ててしまった」と話しているということですので、警報機が鳴っている踏切に進入したのだと思います。

 

 警報機が鳴っても、遮断棒が降りてくるまで少し時間がありますので、その間に何とか通過できるだろうと安易に考えていたのかもしれませんが、この事例のように途中で遮断機が降りてくると、パニックになることも少なくありません。

 

 その結果、遮断機を避けようとハンドルを切り過ぎて脱輪をしたり、エンストを起こしたりすることもあり、踏切内に立ち往生することもあります。

 

 踏切事故を起こさないためには、警報機が鳴り出したら絶対に踏切内に入らないようにすることです。そして、万一遮断棒が降りてきたら、車で遮断棒を押せば上がるようになっていますので、慌てないで押してください。

 最後に、踏切内で動けなくなったら、非常ボタンを押して列車に知らせるようにして、少しでも事故を防止する努力をしてください。

(シンク出版 2022.10.13更新)

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