歩行者のいる横断歩道では必ず停止しよう

 

 依然として、歩行者の横断事故が多発しています。中には横断歩道を横断していて轢かれる例が少なくありません。

 

 宮崎県では、横断歩道上における歩行者の死傷事故がここ数年高止まりであることを憂慮して、緊急対策として横断歩道に赤い塗装を施したところ、横断歩道での停止率が15%近く改善したということです。

 

 宮崎市や延岡市など14市町で27か所に赤信号をイメージした赤色の塗装を施し、横断歩道が前方にあることを示す道路標示(ダイヤマーク)も赤色で縁取りました。

 

 塗装措置を施した後に警察本部で調査したところ、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいた場合に車が停止する停車率は、塗装前の平均が56.9%だったのに対し、塗装後は71.7%に改善したそうです。

 

 このような工夫で、歩行者用信号機を設置するより費用が10分の1に抑えられ、維持費も軽減されるといいます。

 

 1件でも死傷事故を減らそうという自治体や警察本部の努力を評価したいと思いますが、私たち運転者は、たとえ横断歩道にこうした赤色塗装を施されていなくても、「横断歩行者がいれば赤信号」と考えて必ず停止するように努めましょう。

(シンク出版株式会社 2022.10.17更新)

■横断歩行者・自転車に対する事故防止小冊子

 近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。

 事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。また、歩行者が止まるものと思い込み、横断歩道手前で全く警戒しないために発生する事故もあります。

 

 本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。

  

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