さる10月10日午前10時15分ごろ、埼玉県さいたま市の信号のない交差点で、左折しようとしたワゴン車と後ろから直進してきたバイクが衝突し、バイクを運転していた男性が死亡する事故がありました。
交差点を左折する際に、左側方を走行してくるバイクと衝突する事故の原因のほとんどは、バイクの存在を見落としていることにあります。
ですから、左折する交差点の手前から後方にバイクがいないかをチェックしておく必要があります。
車体の小さいバイクは、ミラーの死角や車体の死角に隠れることがありますので、確認は1度だけでなく2回、3回とする必要があります。そして、交差点を曲がる直前にもう一度目視で左後方を確認してください。
交差点に近づく前には車を左端に寄せて、ウインカーを出すとともに、バイクが入り込むスペースがないようにするのも忘れないことです。信号のない交差点では、ウインカーを出さずに左折する運転者が結構いますが、ウインカーを出さない左折ほど危険なことはありません。
交差点を左折するときは、その手前からバイクの存在を意識して見落とさないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.10.19更新)
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