さる11月5日午後5時半ごろ、愛知県瀬戸市の道路を走行していた軽乗用車が、対向車の通過後に横断してきた高齢歩行者をはねる事故がありました。
事故の現場には横断歩道はなく、事故当時は暗くなっていたということで、軽乗用車を運転していた女性会社員は「対向車の光で見えにくく直前で歩行者に気づいたがはねてしまった」と話しているということです。
夜間、対向車が通過直後に横断してくる歩行者をはねてしまう事故は少なくありません。
その最大の原因は、この事例のように走行している車の運転者から対向車のヘッドライトの光が眩しくて、その後ろを渡って来る横断歩行者が見えていないことです。
しかも、横断歩道のない場所を渡ってくるわけですから、運転者としては横断歩行者に対する警戒も薄れていると思いますので、発見するのは容易ではありません。
しかしながら、運転者としては事故を起こさないように努力する必要がありますので、対向車のヘッドライトに眩惑されないように直視しないようにして、通過後は右方にも注意を向けるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.11.4更新)
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