さる11月16日午前8時5分頃、神奈川県藤沢市の住宅街で、登校中の小学1年生の男児が、道路を横断している途中に走行してきたトラックにひかれて重体になる事故がありました。
男児は、学校に行く途中で、現場まで父親の車で送ってもらい、助手席側のドアから降りて車の前方を回って道路を横断しようとしていたとのことです。
トラックの運転者は、「いきなり飛び出してきた」などと話しているということですが、あまりにも無責任な発言ではないでしょうか。
小学校付近の道路を走行しているのですから、道路に止まっている車がいたら、その死角から子どもが飛び出してくることくらいは、安易に予測できる状況だったと思います。
ただ、車から子どもを降ろすにあたっては、運転者である父親にもう少し配慮があってもよかったのではないかと思います。
というのは、子どもを降ろす前にバックミラーなどで後方を見れば、後続車が来ているかどうかは確認することができますので、後続車が来ていれば子どもに降りないように指示できたわけです。
同乗者を車から降ろすときは、必ず後方の安全を確かめてから降ろすようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.11.18更新)
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