さる11月25日午前5時半から、北九州市の門司区のフェリーターミナルの周辺道路で、フェリーから降りてきたトラックなどを対象に飲酒検問が実施されました。
これは、フェリー内で飲酒したドライバーが、アルコールが残ったままので状態で運転するのを防ぐために実施されたためで、4人が検挙され、そのうち1人が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
運転者がフェリー乗船中に、食事などとともにアルコールを飲んだりすることがありますが、重要なことは目的地に到着して車に乗るときには、体内からアルコールが抜けている必要があります。
酒気帯び運転にならないようにするためには、目的地に到着する時間から逆算して、どれくらいの飲酒量をいつ頃までに飲み終えたらよいか、などを判断しなければなりませんが、それを実行することは簡単ではありません。
というのは、人間は誰でもアルコールが入ると、気が大きくなり正常な判断力が鈍ったりしますので、予め決めた飲酒量や飲酒終了時間を超えても「少しならいいか」などと飲み続けたりするからです。
フェリー内で飲酒をするときには、飲酒終了時間を守り、決めた飲酒量以上を飲まないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.11.29更新)
いわゆる二日酔いや、飲酒後少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しています。
「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができる教育資材です。