さる11月29日午前0時半頃、千葉県富津市の交差点で軽乗用車が横転し、軽乗用車には17歳から18歳の高校生を含む男女4人が乗っており、そのうちの3人が死亡し、1人が意識不明の重体になる事故がありました。
事故の現場は、片側1車線の左にカーブする道路で、ブレーキの跡は確認されていないということで、軽乗用車がカーブを曲がりきれずに横転したものと見られています。
運転経験がある人ならわかりますが、乗車している人数によってブレーキ性能やカーブを曲がるときの旋回性能に大きな差が出ます。
あるテストでは、時速60キロで強めのブレーキを踏んだときに、軽自動車で1人乗車の制動距離と定員乗車の場合とでは、2mの差が出ています。
また、時速45キロで半径20mのカーブに進入し、カーブに沿って曲がれるかを確認したテストでは、軽自動車では定員乗車では1人乗車より曲がりきれず、車1台分ほど大回りになっています。
定員乗車一杯に人が乗っているときには、1人乗車のときとは動きが全く違いますので、カーブなどを曲がるときにはいつもよりもスピードを落とすようにしてください。
(シンク出版株式会社 2022.12.2更新)
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