心理的な要因で見落とす危険

 さる12月25日午後8時半ごろ、沖縄県与那原町の国道331号で、道路を横断していた男性(69歳)が軽自動車にはねられて死亡する事故が発生しました。

 

 軽自動車を運転していた男性(23歳)は「先の信号を見ていて歩行者に気がつかなかった」と話していて、横断者を見落としたようです。

 

 この男性は、なぜ先の信号が気になったのでしょうか? 急いでいて、「あの信号が青のうちに何とか通過したい」と考えていた可能性があります。

 

 私たちは、急いでいるときや混雑のため予定より時間がかかっているとき、焦りの心理が生じて、先の信号に意識が集中したり、いたずらに加速してしまうことがあります。

 

 自分としては安全運転をしているつもりでも、こんな心理のとき見落としや発見遅れの危険が増しています。特に夜間は、一瞬の見落としが死亡事故に結びつくおそれが増大します。

 

 自分の気持ちに急ぎや焦りを感じたら、「見落としの危険があるぞ!」と自分自身に語りかけ、落ち着いて運転することを意識しましょう。 

(シンク出版株式会社 2023.12.28更新)

■横断歩行者・自転車に対する事故防止小冊子

 近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。

 

 事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。また、歩行者が止まるものと思い込み、横断歩道手前で全く警戒しないために発生する事故もあります。

 

 本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。  

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12月13日(金)

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