今年もあと3日となりました。今冬は12月から強い冬型の気圧配置に見舞われて、各地で真冬並みの大雪が降り、四国や九州でさえ立ち往生事故が発生しましたが、12月29日から、また強い寒気が流れ込む模様です。
年末年始に車による帰省を考えている皆さんは、大雪に見舞われる危険を予測して、十分な準備をして出かけてください。
帰省ラッシュと大雪が重なると大規模な立ち往生が発生し、車のなかで一晩を過ごすといった事態になりかねません。
北陸では、車の中で待機中の人が排気ガスによる一酸化炭素中毒で死亡する事故も発生しています。立ち往生時にはなるべくエンジンを止めるほうがよく、防寒具などの準備が必要です。
また、ときどき車の周りの雪をかくための雪用スコップやスノーブラシ、長靴、雪用軍手などを持っていくことが大切です。
長時間の待機に備え、空腹をしのぐための非常食や水分、持病のある人は予備の服用薬、携帯電話用の非常用バッテリーなども積んでおきましょう。また、携帯やタブレットは車が走行している間にまめに充電しておくなどの配慮も重要です。
備えがあれば大雪時にもうろたえることなく冷静に対処できるので、ぜひ気をつけて準備してください。
(シンク出版株式会社 2022.12.29更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。