さる1月10日、北海道上富良野町の信号機のない交差点で、乗用車とダンプカーが出会い頭に衝突し、乗用車に乗っていた2人が死亡し、2人が負傷する事故がありました。
警察によりますと、乗用車に乗っていた4人は、シンガポールから北海道に旅行で訪れていたもので、レンタカーを借りて観光していました。
事故現場の交差点は、乗用車側に一時停止の標識がありましたが、路面は当時圧雪状態だったため、乗用車がスリップしてダンプカーと衝突した可能性があるとみています。
運転者がどのような運転をしていたのかは定かではありませんが、日本のドライバーでも雪道走行に慣れていない地方から来た人は、スピードを出し過ぎたり、強いブレーキを踏んだりしてスリップ事故を起こしています。
その背景には、スタッドレスタイヤを履いているからという安心感があるかもしれません。しかし、スタッドレスタイヤでも凍結路面など路面状態によっては、簡単にスリップしてしまいます。
とくに、一時停止場所では多くの車が停止しますので、路面が圧雪状態になりスリップしやすくなっていますので、スピードを落とすとともに、慎重なブレーキ操作をしてください。
(シンク出版 2023.1.13更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。