さる1月12日午後1時20分ごろ、島根県大田市内の小学校敷地内の道路を走行していた軽乗用車が、小学2年生の男児2人をはねて重軽傷を負わせる事故がありました。
軽乗用車を運転していた男性は「子どもに気づいて急ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているということです。
なぜ、小学校内に道路があるのか不思議に思いますが、この道路は学校が出来る前から生活道路として使われており、学校近くの民家と国道の抜け道となっていて、地域の車の通行が黙認されている状態だったということです。
小学校内の道路ほど危険ではないかもしれませんが、抜け道に使われている道路の中には、相当危険な道路があります。
わずかな時間短縮のためにその危険な道路を走行するのか、時間がかかっても安全な道路を走行するのかは、運転する人の危険に対する感受性にかかっていると思います。
簡単に言えば、危険感受性が低い人ほど危険な道路を選択して走行する訳ですから、子どもの飛出しなどの危険を予測して対処できる可能性は低くなります。
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ほとんどの抜け道は、多くの危険が潜んでいますので、できるだけ通行しないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2023.1.17更新)
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