居眠り運転を軽視しない

 昨年の12月29日、救急搬送を終了した救急車が、消防署に戻る途中に中央分離帯に衝突して横転する事故がありました。

 

 大々的に報道されましたので、ご存じの方も多いと思いますが、乗っていた3名の救急隊員は、事故の前日から約17時間連続で勤務しており、車内のドライブレコーダーには、運転席と助手席の隊員2人が居眠りする姿が映っていたほか、後ろの座席の隊員も次の出動に備えて眠っていたということです。

 

 「コロナ禍」での過酷な勤務実態が、はからずも明らかになった格好ですが、高い職業倫理意識を持った救急隊員でも人間の生理現象には勝てないということだと思います。

 

 居眠り運転に陥るリスクが高い長距離トラックドライバーの話を聞いても、ほとんどの人が運転途中で意識を失ったことがあると答えます。

 

 1回目の意識喪失では、事故にならずに済んでも、2回目や、3回目に意識が飛んだときには絶対に事故を起こすからと、休憩するようにしているという人が何人もいました。居眠り運転は、運転者が強い意識を持ちさえすれば防げるというものではありません。

 

 管理体制を含めて、運転者が居眠り運転で事故を起こさないために対策を立てるようにしてください。

(シンク出版株式会社 2023.1.19更新)

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4月26日(金)

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