さる1月22日午後1時45分ごろ、三重県四日市市の信号機のない交差点で、自転車に乗って道路を横断していた小学3年生の女児が、乗用車にはねられ死亡する事故が起こりました。
現場は見通しのよい場所でしたが、交差点に入ろうとした乗用車の前に左からきた右折車があり、乗用車を運転していた男性(61歳)がこの車に気を取られ、自転車に気づくのが遅れたと供述しています。
交差点に入ってきた右折車が死角をつくった可能性はありますが、運転者が前方に横断歩道のあることに注意し、自転車などの横断を予測していれば事故は防げたであろうと考えると本当に残念な事例です。
交差点では他車がつくる死角に注意し、横断歩道などの手前では見えない場所からくる歩行者・自転車を予測して、徐行・一時停止する習慣をつけてください。
(シンク出版株式会社 2023.1.31更新)
近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。また、歩行者が止まるものと思い込み、横断歩道手前で全く警戒しないために発生する事故もあります。
本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。