大きな車に乗っていてもおごり高ぶらない

 「身体性の拡張」という言葉をご存知ですか?

 

 心理学や哲学、人間工学などで使われる用語で、人は道具や身体に取り付けた装具、あるいは操作する機械などを自分の「身体の延長」として、拡張して認識するようになるという考え方です。

 

 ベテランの職人は道具の先を指先同様に把握し、繊細に動かすことができます。マジックハンドで船外操作をする宇宙飛行士も、上達すると自分の手が宇宙に伸びているように感じるそうです。

 

 実は車の運転も同様で、運転操作に慣れてくると車両感覚が身体のように拡張して感じられます。これは大きな車に乗っているほど、自分が大きくなったと感じることであり、スピードの出る車を操作しているときほど、能力が高くなったように感じます。

 

 この拡張した意識がときに災いし、交差点でも「自分の方が強い(だから先に行ける)」と感じたり、小さな二輪車に対し「ちょろちょろして邪魔だ」といったおごり高ぶった態度が生じるのです。

 

 運転者も生身の身体は歩行者と変わらない小さな人間です。拡張心理に騙されずに、謙虚な姿勢で相手に譲る意識を忘れないようにしましょう。

(シンク出版株式会社 2023.3.2更新)

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