さる2月28日正午ごろ、広島県尾道市の県道で、乗用車とシニアカーが衝突する事故が発生し、シニアカーに乗っていた80代の男性が死亡しました。
警察によると、シニアカーに乗っていた高齢者は、シニアカーごと車道に転倒したところ、乗用車と衝突したそうです。
シニアカーと呼ばれる電動車いすは、高齢者の移動手段として普及が進む一方で、シニアカーが関連する交通事故もたびたび発生しています。
今回、シニアカーが転倒した原因は明らかにされていませんが、地面の凹凸等によりバランスを崩して転倒するおそれがあるほか、凹凸を嫌ったシニアカーが、突然、車道に出てくるおそれもあります。
シニアカーは道路交通法上、歩行者とみなされます。運転中にシニアカーを見かけた際には歩行者等と同様に、速度を控えたり側方間隔を確保するなど、その保護に努めてください。
(シンク出版株式会社 2023.3.7更新)
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