アルコールが体内から抜けるまでには時間がかかります

 

 さる3月7日午後4時ごろ、北海道滝川市の道路で酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転したとして、57歳の女性が逮捕されました。通行者から「飲酒運転をしているような車がいる」という内容の110番通報があり、判明しました。

 

 駆けつけた警察官が呼気検査をしたところ、基準値の約2倍のアルコールが検出されました。

 

 調べに対し、女性は「時間が経っていたので体にアルコールは残っていないと思った」などと話しているそうですが、通行者が気づくほどフラフラと走行していたのでしょう。

 

 過去の朝礼話題でも繰り返しお伝えしてきましたが、アルコールが体内から抜けるまでには、時間がかかります。

 

 一般に、純アルコール20gが体内から抜けるまでに、4時間ほどかかると言われています。20gといえば500mlの缶ビール1缶、あるいは日本酒1合程度の飲酒量です。1度に何缶もビールをあけてしまうと、10数時間アルコールが体内に残るといったことは珍しくありません。

 最近では、缶本体にアルコールを度数に加えてグラム単位も表示されていることが増えていますので、こちらも参考に、適正な飲酒を心がけましょう。

(シンク出版株式会社 2023.3.13更新)

■事業所における「酒気帯び確認」の徹底をはかりましょう

 2021年6月に発生した千葉県八街市の児童死傷事故は、白ナンバートラック運転者の飲酒運転が原因でした。この事故を契機に、政府は安全運転管理者選任事業所におけるアルコールチェックの強化を定め、道路交通法施行規則を改正しています。

 

 本書は、安全運転管理者がアルコール検知器などを使用して酒気帯び確認を行う上で押さえておきたいポイントを、イラスト入りでわかりやすく解説しています。

 また、アルコール依存症の基礎知識や飲酒運転の罰則などを収録していますので、管理者が飲酒運転根絶に向けた取組みを行う上で欠かせない1冊となっています。

 

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10月16日(水)

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