車の自然発車に注意しよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

車の自然発車に注意しよう

輪止めの使用も自然発車の効果的な防止策です
輪止めの使用も自然発車の効果的な防止策です

 さる3月10日午前8時ごろ、北海道札幌市の交差点で無人のトラックが走り出し、信号機の柱に衝突する事故が発生しました。

 

 警察によると、トラックは80mほど離れた坂道で無人の状態で止まっていたところ、突然、バックで走り出したということで、サイドブレーキがしっかりとかかっていなかった可能性もあるようです。

 

 幸い、この事故によるケガ人はいませんでしたが、一歩間違えば、運転者をはじめ歩行者が轢過される死亡事故となっていたおそれもあります。

 

 車が自然発車する原因の9割以上が、不適切なブレーキ操作等を含む操作上の誤りとされています。

 

 自然発車による事故を防ぐためには、タイヤに動力を伝えるドライブシャフトをロックする(AT車の場合はパーキングレンジに入れる等)のと合わせて、車輪が回転しないようにパーキングブレーキを使用してください。

 

 このほか、できるだけ平坦な場所に停止したり、車から離れる際には輪止めを使用することも効果的な防止策です。

 

 なお、駐車した車が勝手に動き始めてしまった場合、人の力で止めることはほぼ不可能です。無理に止めようとはせず、周囲に避難を呼びかけるなどして2次事故を防ぎましょう。

 

(シンク出版株式会社 2023.3.16更新) 

■変化してきた交通情勢に対応し安全運転を心がけよう

 近年、スマートフォンの急速な普及や自転車によるフードデリバリー需要の広がり、高齢者の増加、急激な気象状況の変化など、交通環境を取り巻く情勢が大きく変化してきています。

 

 ドライバーは、このような複雑化している交通環境を頭に入れてハンドルを握らないと、思わぬ事故を招くことがあります。

 

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