インバウンド景気が復活したと言われています。著名な観光地や繁華街は外国人旅行者の姿で溢れていますが、運転者としては海外からきた人たちの横断行動に気をつけてください。
まず、信号のない横断歩道を渡る海外の歩行者が、車の停止をいちいち確認しないケースが考えられます。
日本人歩行者の場合は、多くの車が横断歩道で停止しないことを知っているので、危険を予測して車の停止が確認できるまで横断を控える人が多いのが実態です。
一方で欧米先進国の歩行者の場合、自国の常識から日本の車も横断歩道では止まるものと思い込み、車の停止を確認しないまま横断する可能性があります。外国人旅行者に限りませんが、横断歩道では停止して歩行者の横断を見守るよう徹底しましょう。
また、横断歩道のあるなしに関わらず、横断する外国人が左側を見たまま横断を始める可能性があります。車が右側通行する国で生活する人は、習慣的に左から来る車を気にして右側を見ないで道路に出てくる危険性があるので注意が必要です。
訪日観光客の多くが「日本は安全な国」と考えています。その信頼を裏切ることにないよう気をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2023.5.2更新)
近年、交差点などで道路を横断している歩行者や自転車と衝突する事故が多発しています。
事故の原因は、ドライバーが漫然運転をしていて前方をよく見ていなかったり、安全確認が不十分だったため、発見が遅れるケースがほとんどです。また、歩行者が止まるものと思い込み、横断歩道手前で全く警戒しないために発生する事故もあります。
本冊子は、横断歩行者や自転車を見落とさないために、どこをチェックするかを詳しく解説していますので、事業所での事故削減に効果的な1冊となっています。