さる5月15日午前6時ごろ、群馬県内を通る関越自動車道の下り線で、乗用車が中央分離帯に衝突し、乗っていた男女2人が死傷する事故が発生しました。報道によると、乗員2人は事故の衝撃で反対車線に投げ出されたということです。
車外に放り出されたと聞くと、まず疑ってしまうのがシートベルトの非着用です。令和4年に警察庁とJAFが行った調査では、高速道路では、運転席55,297人中245人が、また助手席18,911人中252人が非着用であり、まだまだシートベルトを着用しない人がいることがわかります。
また、後部座席の話にはなりますが、高速道路でシートベルトをしていなかった際の致死率は、着用時の約15.4倍も高くなることからも、シートベルトの必要性がわかります。
わかりきったことではありますが、シートベルトは交通事故に遭った際に、その被害を軽減する効果があります。シートベルト非着用による被害の拡大は被害者の過失とされることも頭に入れ、シートベルトの着用を徹底しましょう。
(シンク出版株式会社 2023.5.18更新)
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