台風が近づき天候不順が続いています。気温や湿度の変動が大きく、気圧も低下しているので、体調を崩している方がいるのではないでしょうか?
台風が関連しているかどうかはわかりませんが、最近、運転中の健康起因事故が多発傾向にありますので、持病のある人は注意してください。
5月30日午後9時20分ごろ、長崎県長与町で70歳の男性が軽乗用車を運転中に体調不良となり、車を制御できない状態になってがガードパイプに衝突しました。
同じく30日午後11時ごろ、大阪府枚方市で乗用車を運転中に大動脈解離を発症したと思われる64歳の男性が、左カーブを曲がり切れずに反対車線側の電柱に衝突し、死亡しました。
また5月28日午前6時20分ごろ、千葉県船橋市で乗客20人を乗せた路線バスがマンションの花壇に接触しました。運転者は「意識が飛んだ」と話しています。
一瞬の意識喪失であっても、運転中の発作は大事故に結びつく恐れがあります。
出発時、体調に不安を感じた場合は運転を見合わせましょう。また、業務運行では点呼時に運行管理者等に対して運転の交替を申告してください。
(シンク出版株式会社 2023.6.2更新)
この小冊子では、ドライバーが健康管理を徹底していなかったために発生したと思われる、6つの重大事故等の事例をマンガで興味深く紹介しています。
事故事例の右ページでは、垰田和史滋賀医科大学准教授(医学博士)の監修のもと、ドライバーとして日々気をつけなければならない健康管理のポイントをわかりやすく解説しています。
ドライバーが健康管理の重要性を自覚することのできる小冊子です。とくに生活習慣病の心配がある方やプロドライバーの皆さんには、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。