大雨のたびに、冠水した道路に取り残された車を目にします。台風等による豪雨時には、道路が冠水する前に避難することが重要です。
しかし、避難に遅れたり、出先での運転時など、不慣れな場所では、水没した車内に閉じ込められてしまう場合があります。
このような場合に備え、脱出用ハンマーを車内に搭載しておきましょう。さまざまな脱出用ハンマーが販売されていますが、ハンマーを選ぶ際にはJISマーク、GSマークを取得している製品を購入すると安心です。
このほか、ハンマーの使用方法と合わせて、車両の破砕可能な窓ガラスの箇所を事前に確認しておきましょう。フロントガラス等の「合わせガラス」は割ることができないからです。一部の車種ではドアガラスやリアガラスにも合わせガラスが使用されているため注意が必要です。
(シンク出版株式会社 2023.6.14更新)
近年は地球温暖化などを原因とする異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪等の自然災害が多発しています。
また、我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかもわかりません。しかしながら、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本書は、運転中に自然災害に見舞われた6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただく教育教材です。