センターラインのあるカーブでの正面衝突事故、なかでもトラックが関連する事故が各地で発生しています。
皆さんご存じの通り、遠心力は車が外へ飛び出そうとする力のことですが、この遠心力は、「重量が重い」「カーブの半径が小さい」「速度が速い」といった条件ほど、大きくなります。そのため、乗用車とは違い重量の重いトラックは、普通に運転するだけでも、大きな遠心力がかかります。
下り坂や急カーブではなおさら危険であり、とくに左カーブでは、スピードの出し過ぎ等によりカーブが曲がり切れず、対向車線に飛び出してしまうのです。
カーブでセンターラインをはみ出さないためには、その手前でしっかりとスピードを落とすことです。これは誰もが知っている当たり前のことですが、軽視せずに徹底してください。
(シンク出版株式会社 2023.6.21更新)
本書は、トラック運送事業の運行管理者の皆さんに広く活用され、指導・監督の指針に沿った教育が効果的に実施できると好評の「運行管理者のためのドライバー教育ツール」の第5弾です。
ドライバー教育ツールは、国土交通省告示「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」の12項目に準拠した内容になっており、ドライバーにも分かり易いイラストとキーワードを中心に構成しています。
また、PART5では、各項目の管理者用資料がこれまでの1ページから3ページへの増量となり、さらに深く、役立つ情報をお届けすることで、より効果的なドライバー教育を実現することができます。