停止線で止まらない車の危険 - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

停止線で止まらない車の危険

 信号のない一時停止規制のかかった交差点で車の行動を観察していると、減速はするものの一時停止線で止まらずに、交差点の縁までそのまま出て行く車が多いことに気づきます。

 

 これらの車は、一時停止の標識を認識していて、自分では停止して安全確認をしているつもりでしょうが、そのうち、交差道路の路肩をやってきた自転車やバイクなどと衝突する危険があります。

 

 自車が交差点を通過するとき、交差車両と出会い頭に衝突する危険しか頭にないので、実は直近の死角に危険があることに気づいていないのです。

 このため、自転車などが来ていると、慌ててブレーキを踏むケースもあります。

 

 ある程度、交差点の見通しが良い場合は、こうした行動でも事故を起こす危険性は減少しますが、住宅街などの路地から広い道路に出るときには、まず、一時停止線でしっかり停止することが大切です。

 

 その後、ソロソロと徐行で進んで自車の頭をまず交差道路の自転車や車に見せます。それから安全確認をしていかないと、最初に出会う自転車・バイクや歩行者と事故を起こす危険があります。

 

(シンク出版株式会社 2023.6.26更新)

■二輪車との事故防止に有効な教育教材

小冊子「突然現れる二輪車を見落とすな」は、一旦事故を起こすと重大事故になりがちな二輪車とのアクシデント防止のための教育教材です。

 

二輪車との事故事例を6つ取り上げており、事故の原因となった四輪運転者の意識と、二輪運転者の意識のギャップに焦点を当て、事故防止のアドバイスを掲載しています。

 

一旦事故を起こすと重大事故になりがちな二輪車事故を、本教材を活用して防止してください。

 

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