さる6月29日午前6時20分ごろ、兵庫県尼崎市の市道で、酒を飲んだ状態で車を運転した疑いで49歳の会社員が逮捕されました。
この運転者は直前に車3台が絡む玉突き事故を起こしており、呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検出され、「日付が変わる頃まで飲んでいた」と容疑を認めているようです。
事業所では、マイカー通勤をする運転者を含めて、全従業員に対して「生ビール中ジョッキ(500ml)1杯約4時間」など、具体例を示しながら「アルコールが体内から分解されるまでには時間がかかる」ということを改めて指導してください。
また、飲酒運転を根絶するために、マイカー通勤を行うすべての従業員にアルコール検知器を貸与している事業所もあります。
前日の酒気残りによる飲酒運転を防止するためには、アルコールチェッカーの活用も検討してみましょう。
(シンク出版株式会社 2023.7.4更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。