高速道路では道路修理などの工事をしています。その際、片側1車線を規制して行っているのですが、その規制箇所に気づかずに突っ込んでいく事故が少なからず起きています。
工事規制をする場合は、何キロも前から案内標識が出ているので、少し注意しておれば工事規制に気づかないことはないので、工事規制に気づかずに突っ込んでいく事故は、夜間走行をしている居眠り運転の車が多かったように思います。
しかし、最近では昼間でも規制箇所に気づかないで突っ込んで行く事故も多くなっているのですが、その背景には、「運転支援機能」が装備された車が多くなってきており、その装置への過信が原因になってます。
運転支援装置の機能としては、車間距離を保ってくれたり、一定のスピードを維持したり、車線をはみ出しかけたら警報を鳴らしてくれたりする便利な機能がありますが、その機能に頼るあまり、前方に対する注意が疎かになったり、スマホを見るなどをわき見運転をするなど、危険な運転につながっていると見られています。
高速道路では、ちょっとしたわき見が命取りになります。便利は運転支援装置を備えている車を運転していても、前方への注視を怠らないようにしてください。
(シンク出版 2023.7.7更新)
高速道路では、一般道路に比べると高速で移動するため、ひとたび事故を起こすとその被害は大きなものとなる危険が高くなります。
この冊子では、「高速道路でトラブルに巻き込まれない運転」をテーマに、他車の危険行動への対処法や、自車が安全に走行するための運転行動を解説しています。
高速道路走行時においての、自身の運転の危険度を測るセルフチェックも設けていますので、事業所全体における高速道路での事故撲滅に向けて、運転者教育に最適に一冊です。